この度、春カタログのリリースに合わせ、
等事業所の中から日頃より絵画の活動に意欲的な方に
ご協力いただき、
\アートTシャツ「ぼくとネギ」Tシャツ/
が誕生しました!
ご注文いただいた皆様ありがとうございました!!
※このブログでは、Tシャツ誕生の元になったライブアートセッションの様子から、
アート作品「ぼくとネギ」の誕生秘話をお伝えします!
日頃から、ご自身の描きたいタイミングで、絵を描いておられたIさん。
今回は、特にお好きなものを、愛を込めて描いていただきたいと、
「最近食べた美味しかったものは何ですか?」
と質問してみたところ、
「ネギです!!」
との笑顔の即答が・・・。
そこで、ネギを描いていただけないかとお願いしてみました。
すると…、さっと黄緑のクレヨンを手に取って
流れるように描き始めたIさん。
そのネギの原画がこちら↑
とても真剣に描いておられました!!
さて、一方で日頃より紙に色を置いて丁寧に塗っておられたり、
お母さまの似顔絵などを描いておられたSさん。
Sさんのお母さまの絵↑
ライブアートセッションの途中、
ちょうどIさんが一心にネギを描いておられるので、
Sさんにお声がけし、
「ネギを描いているIさんを描いてもらえませんか?」
とお願いしてみました。
すると、これまた、ささささ~っと筆を進められ、
一気にIさんの姿が誕生しました。
よく見ると、目がとても優しい表情。
正に大好きなものを見ている目線が繊細に表現されています!
トントンとIさんの方をたたいて、
「保護者やからなぁ~~」とおっしゃるSさん。
ご自身より若いIさんのことを、息子さんのように感じたということでしょうか?
ニコニコ笑顔で応えておられるIさんでした。
そして、お二人の絵を並べて完成した作品が
\ 「ぼくとネギ」 /
さわやかな黄緑色のネギを見つめる
ネギが大好きな「ぼく」。
新しい季節を感じさせる素敵なTシャツになりました!!
絵を描いている日のお二人↑
とっても集中されていました!
日頃より日中活動の事業所では、
自由に過ごされる時間に、絵を描かれる方もいらっしゃり、
「素敵な絵が描けたね!」
「これは、とても、持ち味が発揮されているね!」
「この絵好きだからもらっていい?」
などやりとりがあったのですが、
事業所の外の方にご紹介する機会は少ない状態でした。
今回、商品の企画広報の話し合いの中で、
これらの絵をTシャツにしてお届けしてみたらどうだろう?
というアイディアが浮かび、形にしてみることに。
結果、それぞれの方の描く絵から、
その方らしい世界が満点に伝わってくる
そんな作品が誕生し、事業所の外の方にもお届けできること、
大変嬉しく思っています!
事業所の中で日頃大事にしている理念は、
「共に生きる」
これは、利用者さん支援者といった立場だけでなく、
得意不得意、得手不得手、
考えていること、感じていること、
見えている世界、その世界観や考え方、
それぞれ違うかもしれない。
けれど、お互いに「共に生きる」中で、、
お互いの世界観を尊重し、
認め合いながら、
時に助け合いながら、
暮らしていける社会をつくっていきたいということなのです。
違っているから、ぶつかるのではなく、
違っていることに、面白さや、豊かさの種を見つけられたら
その一歩なのかもしれません。
よく見て感じていると、
それぞれの世界観、感じていることの中に
その人らしい、キラリと光るものがそれぞれにあります。
私たちは、そんな光をみつけていきたい。
一人一人の世界観に光をみつける
これからもそんなことを大切に、
表現活動の時間を取ったり、
自由でその人らしい表現の世界観やエネルギーを伝えていける
アート作品なども皆さんのお手元に届けられるような商品開発に取り組んで参ります。